バリならではの風景としてきっと多くの人の心を惹きつけるのが、寺院や家、カフェ、そして道端にも毎日供えられている「チャナン サリ(Canang Sari)」なのでは?
間違いなく私にとっては、バリを最初に訪れたときから魅了され続けている光景の一つです。
初めてチャナンサリを作る体験をしたのは2年前の2024年、まさにバリ初訪問時。そして今回は私が所属するEarth Companyの研修で、再びその機会を得られました!


土台は若いココナッツの葉(ジャヌール janur)を使って一つ一つ手で編みます。この編み方は家庭によってさまざまで、何百と編み方があるとか。
細く割いた竹をホッチキス代わりに使い、編み込んでいきます。(昨今では、手間を省くために実際ホッチキスを使用する家庭も多いのだそう)
編むのが意外と難しくてみんな苦戦!


イブ(Ibu=インドネシア語で「母」の意。英語で言う「Mrs.」のように広く使われます)が土台を切ってくれている様子。ココナッツの葉の束ね方や切り込みの入れ方にも個性が表れているんです!
色とりどりの花は、それぞれ方角を守る神々を表しています。
- 北:黒(青・紫などの花で代用)/ヴィシュヌ神(Wisnu)
- 東:白/イシュワラ神(Iswara)
- 南:赤/ブラフマ神(Brahma)
- 西:黄色/マハデヴァ神(Mahadewa)
一番上に乗せてある緑の植物は、インドネシアでたくさん活用されるパダン(padang)の葉を細かく刻んだもの。これが唯一の神シヴァを表しているそう。
ちなみに、花の前、土台に最初に乗せるポロサン(porosan)と呼ばれる三角の形をした葉もあります!実はかなり要素が多い……
そして実際にお寺などにお供えするときは、聖水がかけられ、お香が上に乗せられ、お供えする女性が祈りを捧げます。

大家族の女性たちが一緒に、花や葉といった自然物を用いて、神へのお供え物を作るのが、バリの人たちの日常的な風景であり伝統。
チャナンサリ作りを通して、神・自然・人との調和を重んじるバリ哲学「トリ ヒタ カラナ(Tri Hita Karana)」、そしてこの島の美しさを、あらためて思い出させてくれました💐
トリ ヒタ カラナについては、またいつか別のブログで!

